ジャカルタの闘鶏
- Takachi Nobuyuki
- 2016年12月18日
- 読了時間: 2分
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先週末は3連休だったので、原付バイクを借りてジャカルタをあても無く彷徨っていると、面白い光景に出会った。男たちの血走った眼差しの先にはいかつい軍鶏(シャモ)。白昼堂々、屋外で賭博闘鶏が行われているのだ。
インドネシアでは賭博は御法度。闘鶏も、本来ならばバリ島で儀式として行われるもの以外は禁止されているという。
その為、突然カメラを持って現れた僕に対して周囲の男たちは警戒の眼差しを露わにした。新聞記者か何かと勘違いされた様だ。自分は日本の大学生で、ただのツーリストなのだと説明すると、なんやかんやで写真を撮らせてくれた。28歳にもなって学生のフリが通用するとは思わなかった。

試合前の軍鶏。身体を洗い、入念なマッサージを施す。
勝負は1ラウンド10分。どちらかが戦意を喪失して逃げ出すまで繰り返し行われる。
僕が観戦を始めた頃には既に何ラウンドか経過していた様で、2羽の身体には随所に生傷が見られた。
激しいツツキと飛び蹴りの応酬。どういう風に軍鶏同士を闘う様仕向けているのかは分からないが、闘争心むき出しに睨み合う姿は恐竜を彷彿させた。鳥類が恐竜の末裔である事が納得出来た。

首周りの毛を広げ、睨み合う。

ポケモンの「そらをとぶ」ってこんな技なのだろう
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